添加物名 | 危険度 | 用途 |
---|---|---|
pH調整剤 | ★ | 食品の腐敗を防ぎ、日持ちを良くします。主成分は天然に存在しているもので、人体に大きな影響はないと考えられています。 |
メタリン酸ナトリウム | ★★ | 結着剤や品質改良材として使用されます。リン酸塩同様、骨形成で悪影響があると指摘されています。また、発育遅滞、腎臓重量の増加、尿細管に炎症への悪影響があります。 |
リン酸塩 | ★★ | 品質改良材、結着剤として使用されます。リン酸塩を過剰摂取すると、腸管からのカルシウム吸収が阻害され、血中カルシウムが低下します。カルシウムが神経細胞内に蓄積されると、脳・神経系に異常を引き起こすと言われています。 |

とんかつに含まれる食品添加物一覧 | 添加物の危険性
とんかつに含まれる人体に危険な食品添加物について紹介しています。
やわらかくて美味しいヒレカツのウラ

まい泉の「ヒレかつ弁当」を見ると、 形の整ったヒレカツが、弁当箱のサイズにピッタリはまっていて、カツの切り口が滑らかでツルツルです。
一方、トンカツチェーン「和幸」「さぼてん」のヒレカツは、形に少しバラツキがあります。
この3つのヒレカツの切り口を見ると、 肉の衣がピッタリ密着しています。
しかし、精肉店や家で揚げたヒレカツは、肉と衣が密着していません。
<とんかつの成分を比較してみると>
1)まい泉のヒレカツ、2)和幸とさぼてんのヒレカツの混合、3)精肉店のヒレカツ、 の成分分析を行い、比較した結果があります。
とんかつの成分比較をした結果、 精肉店のヒレカツは、タンパク質が少なく、炭水化物が多い結果がでました。
その理由は、カツについている衣が多いためです。
目の前で豚肉を取り出して揚げたので、これは間違いないし、味も良いです。
ミネラル値では、まい泉と、和幸とさぼてんの2店の間で、 カリウムに大きな差が出ました。
まい泉のとんかつのカリウム量は、和幸+さぼてんの8倍、 精肉店のより10倍ほど多い結果がでました。
原材料表示から推定すると、まい泉のヒレカツは 「pH調整剤」としてリン酸カリウムを用いていると思われます。
<pH調整剤とは>
「pH調整剤」と言う添加物は、冷めても肉がパサつかないようにする保水効果があります。
まい泉のヒレカツは、水分量が他のヒレカツより5%ほど多いです。 それは、pH調整剤という保水剤を使用し、それを糊料で、糊のように固めたものと考えられます。
添加物が使われても、カリウムが豊富なら良いと思われるかも知れません。 しかし、リン酸カリウムを使用すると、微量ミネラルの吸収が阻害されてしまいます。
<まい泉のとんかつは塩分が多い?>
次に差があったのは、ナトリウムです。 まい泉のヒレカツのナトリウム量は、精肉店の2.5倍、「和幸」と「さぼてん」の2倍ほど多い結果がでています。
それは、まい泉のヒレカツは、水と添加物で増量しているから、 うま味を補うためにグルタミン酸ナトリウムを多用しているため、 ナトリウムの量が多くなったと考えられます。
とんかつの選び方

<良質な豚肉を使用したとんかつを選ぶ>
「和幸」と「さぼてん」のヒレカツは、良質の豚肉を叩いて柔らかくしただけの肉を 使用しているようなので、これはおすすめできます。
コンビニの弁当やカツサンドに入っているとんかつと、箸で切れるまい泉のヒレカツでは、 肉のグレードは違うが、添加物から見ると大きな違いはありません。
冷めても美味しいとんかつは避けて、揚げたてのとんかつを食べるようにしましょう。 その方が美味しくて、体にも良いです。