添加物名 | 危険度 | 用途 |
---|---|---|
異性化液糖 | ★ | とうもろこし、馬鈴薯、サツマイモなどのデンプンを原料に作られています。肥満や糖尿病などの原因の元になります。アメリカでは使用禁止運動が広まっているのが異性化液糖です。 |
カラメル色素 | ★★ | 砂糖だけでなくアンモニアや亜硫酸塩等を加えて、高圧・高温下で化学反応を起こさせて製造されたカラメルは、発癌性の危険性があります。 |

砂糖に含まれる食品添加物一覧 | 添加物の危険性
砂糖に含まれる人体に危険な食品添加物について紹介しています。
砂糖の代用品「異性化液糖」とは

日本の調味料は「さしすせそ」の順で料理に使うのが良いと聞いたことがあると思います。
この「さしすせそ」は「砂糖」「塩」「酢」「せうゆ(醤油)」「味噌」が、日本の代表的調味料です。
今は、その砂糖にも添加物の問題があり、日本人の心身を損ねる原因になっています。
現在、砂糖の代用として「異性化液糖」が使用されています。
<異性化液糖とは>
この「異性化液糖」とは、トウモロコシなどのデンプンの鎖を分解酵素で切って糖にしています。
この異性化液糖は、甘さは砂糖とよく似ています。
砂糖は、ブドウ糖と果糖が結合したものです。
異性化液糖は、ブドウ糖と果糖が混ざった液糖で、消化や吸収に違いはあるが、同じようなものです。
現在、砂糖の消費量は減り、逆にこの「異性化液糖」の消費量が増えています。
砂糖、異性化液糖の危険性①

砂糖を含め異性化液糖の危険性として「量を摂り過ぎてしまう」ことが挙げられます。
特に摂りすぎるのが、甘い清涼飲料で、夏に喉が渇いているとき、 無果汁の甘い飲料なら、500mlを簡単に飲み干すことができます。
だが、清涼飲料には砂糖が60gほど入っています。
ミルクチョコレート1枚は60gほどで、その約半分が砂糖であす。
1枚食べても、30g砂糖を食べることにしかなりません。
スティックシュガーは、1本が3gだから、 甘い清涼飲料を飲むと20本のスティックシュガーを食べることになります。
こうしてみると、清涼飲料水を飲むと砂糖を摂りすぎることは明らかです。
砂糖、異性化液糖の危険性②

砂糖を含め異性化液糖の危険性として「ミネラルを含まない」ということも挙げられます。
先述した通り、糖分を過剰摂取していることがわかっているのに、 どうして砂糖を摂りすぎてしまうのか、疑問に思ったことはないでしょうか。
実はここに、現代食品の宿命的な問題点が潜んでいるです。
元々、人間は甘いものが好きです。
しかし、現代人が特に甘いものを摂りすぎてしまうのには、理由があるのです。
果汁100%もジュースだと、一度に500mlを飲めない人が多いです。
カロリーだけでなく、ミネラルやビタミンなどが十分に入っていて、 それが舌にシグナルを送るので、「満腹感」や「満足感」が出てくるからです。
食べ物も、ミネラルが少ない清涼飲料と同様に、 ミネラルが少ないスナック菓子は、いつまでも食べ続けることができるです。
食事をすると、脳の食欲中枢の神経細胞で「ネスファチン」と呼ばれるたんぱく質が増加します。
食事を摂って、血中のブドウ糖とインスリンが高濃度になると、 このネスふゃチンが活性化し、「満腹感」が生じていると判明しています。
その時にミネラルが不足していると、 ネスファチンを持つ神経細胞の活性化が不十分になります。
従って、満腹感を覚えるのが遅くなり、 食べたいという欲求が長く続いて、食べすぎることになるわけです。
砂糖の選び方

「異性化液糖」だけでなく「砂糖」にも、ミネラルを含まないものから、含むものまでさまざまな種類があります。
白い「上白糖」「グラニュー糖」「角砂糖」「氷砂糖」「粉砂糖」「ガムシロップ」は、 精製糖で、ミネラルを含んでいません。
なので、白い精製糖はやめて、茶色い砂糖を選べば良いのですが、「茶色い砂糖」の中にも落とし穴もあります。
「コーヒーシュガー」はグラニュー糖にカラメルで色を付けたものです。
また「三温糖」も上白糖にカラメルで色を付けただけのものがあります。
カラメルで精製糖に色を付けた砂糖はミネラルを含んでいないので、原材料表示を見て確かめましょう。
砂糖を買うのであれば、粗糖、黒砂糖、黒糖蜜が良いです。
粗糖、黒砂糖、黒糖蜜などで甘い飲料を手作りすれば、 清涼ではないが、ミネラルを豊富に含むので、際限なく飲み続けることはできなくなります。
そのため、糖分の摂取量を減らすことができる上、ミネラル不足を解消することもできるのです。
家庭では、ミネラルを含む茶色の砂糖を使い、甘い清涼飲料を飲まないようにすれば、 砂糖の害をほとんど避けることができますよ。
また、夏は
「サトウキビ」で作った砂糖を、
冬は「てんさい」で作られた砂糖
を使うと、
夏には「サトウキビ」の砂糖が体を冷やしてくれて、
冬には「てんさい」の砂糖が体を温めてくれる効果があります。
こういった砂糖の使い分けができたら良いですね。